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解体業とエクソスーツ
2024年12月11日
ブログ
エクソスーツ(外骨格スーツ)は2032年までに1億5,187万米ドルの市場規模に達すると予測されています!各大規模企業はすでに、スーツが自社のニーズを満たすようにするため、外骨格スーツ開発者と密接に協力しています。
きっと、もう少し未来に進むと、建設業界で働く人々が出勤前にベルトに手を当て「変身!」というフレーズ(もしくは「モビルスーツ!出撃します!」や魔法のステッキを持って全身を輝かせながら変身のための長い口上なのかもしれません)を叫ぶ光景が日常的に見られることでしょう!
主に病院や高齢者施設の介護、リハビリや農業の軽労化に加え、災害復旧活動目的で使用されていますが、その可能性はそれらだけにはとどまらないはずです!
建設業界や製造業はこれらのスーツを活用することで多くのメリットが生まれる可能性があります。
そこで今回は、建設会社で外骨格スーツを使用する際の「利点」と「欠点」をご紹介します!
外骨格スーツの利点
- 価格の低下
外骨格スーツは、技術的な進歩とともに徐々に価格が低下しています。現在は1着が数十万円するものの、長期的な投資として将来の会社の資産となります。 - パワー
外骨格スーツを使うことで、どんな従業員でも(老若男女トレーニング量にかかわらず)約90kgを持ち上げることが可能になり、その際に必要な力は、床に落としたペンを拾うことと全く変わりません! - カスタマイズ
スーツの開発企業は顧客のニーズに応じた追加機能を提供し、スーツを特注仕様に仕上げる用意があります。 - 職場での怪我の低減
厚生労働省によれば、建設業界の非致命的な負傷率は他の業界よりも71%高いとされています。外骨格スーツはこれを大きく改善する可能性があります。
外骨格スーツの欠点
- コスト
外骨格スーツは安価ではありません。シンプルなモデルでも数十万円かかります。ただし、これは技術の進歩とともに安価になっていくことでしょう。 - 制限された電源範囲
現時点では、外骨格スーツの電源供給が限られており、紫色の汎用人型決戦兵器のようにコードがつながっていて、容易に移動させることができない場合があります。コードが外れたら活動限界までの時間が短いことも課題です。 - 動作範囲の制限
人間は制約がない状態では広い動作範囲を持っています。しかし、全身用外骨格スーツを装着すると関節などの動きが制約され、不便になることがあります。また、スーツによっては迅速な動作に対応していないため、動作速度が問題になることもあります(ここについても、今後のモデルでは改善されることが期待されます)。
外骨格スーツはまだ初期段階にあり、高価な投資ですが、将来的には大きな価値を持つ可能性があります。一部の建設業界ではすでに開発者と緊密に協力し、スーツがニーズを満たすよう調整を進めています(例:Panasonicと 香港の建設会社であるGammon)。
生産者と建設会社の両者にとって、継続的なフィードバックが重要です。建設プロセスをより安全かつ効率的にすることがこれらの開発の鍵であり、それが実現する可能性を秘めています。
おまけ
最近、朝晩が冷え込むようになったからか、よくこっちを見ながら鳴いて文句を言うタダさんです。