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解体工事の未来:持続への努力と地域社会への貢献

2025年05月15日 ブログ

建物の解体工事は、「壊す」だけの作業ではありません。

近年では、環境への配慮資源循環の促進、そして地域社会との共存といった視点から、持続可能な解体工事が求められるようになっています。

本記事では、今後さらに重要になると予想される「持続可能な解体」の考え方と、当社の具体的な取り組みについて詳しくご紹介します。


 

♻️ 持続可能な解体とは?

持続可能な解体とは、解体工事において発生する廃材のリサイクルを最大限に行い
作業中の騒音や粉塵を抑え、地域との調和を図りながら進める工事のことです。

特に近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の広まりとともに、
建設業界でも環境負荷の低減が重要視されるようになっています。

📊 国土交通省の資料によると、2022年度の建設副産物の総排出量は約2,622万トンに上り、
そのうち約98%が再資源化されています。
👉 参考:https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/05shiryou2.pdf

これは業界全体としての努力の成果であり、今後はさらに高度な再利用技術と管理体制が求められていきます。

 


🛠️ 解体現場で進む最新技術と環境配慮

解体工事における環境配慮は、単なる意識の問題ではなく、
技術の進歩によって現場レベルで着実に実現されています。

📡 ICT建機の導入

GPSやセンサーを搭載したICT建機の導入により、
作業の精度と効率が大幅に向上します。

これにより、騒音や振動を抑えた施工が可能となり、
近隣住民さまへの影響も最小限に抑えることができます。

 

🌫️ 粉塵・騒音対策

環境省の指針では、都市部の工事における粉塵濃度は1時間あたり0.3mg/m³以下を推奨しています。
👉 参考:https://www.env.go.jp/air/asbestos/full001_1.pdf

当社では、ミスト噴霧装置や負圧集塵機を導入し、
粉塵の飛散防止と作業員の健康確保を両立しています。


♻️ 解体廃材の再利用と資源循環

 

最近の解体工事では、廃材のリサイクル率が重要な評価指標となっています。

とくに以下の資材は再資源化がしやすく、
専門業者との連携により高いリサイクル率が期待できます。

📘 建設リサイクル法による基準(参考:https://www.env.go.jp/recycle/building/pamph2020.pdf

  • 🧱 コンクリート塊:95%以上

  • 🛣️ アスファルト・コンクリート塊:98%以上

  • 🌲 木材:70%以上

 


 

 

🌍壊すから、つなぐへ

これからの解体工事は、単に「壊す」のではなく、
次のステージへ“つなぐ”ための第一歩としての役割を担っています。

🌱 環境に優しく、地域と共に歩む解体工事を実現すること。
それが、私たち解体業者の新しい使命です。

楢﨑産業開発株式会社では、
これからも「高品質」と「誠実な対応」を軸に、
時代に即した解体サービスをご提供してまいります。


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