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解体工事の未来:持続への努力と地域社会への貢献
建物の解体工事は、「壊す」だけの作業ではありません。
近年では、環境への配慮、資源循環の促進、そして地域社会との共存といった視点から、持続可能な解体工事が求められるようになっています。
本記事では、今後さらに重要になると予想される「持続可能な解体」の考え方と、当社の具体的な取り組みについて詳しくご紹介します。
♻️ 持続可能な解体とは?
持続可能な解体とは、解体工事において発生する廃材のリサイクルを最大限に行い、
作業中の騒音や粉塵を抑え、地域との調和を図りながら進める工事のことです。
特に近年は、SDGs(持続可能な開発目標)の広まりとともに、
建設業界でも環境負荷の低減が重要視されるようになっています。
📊 国土交通省の資料によると、2022年度の建設副産物の総排出量は約2,622万トンに上り、
そのうち約98%が再資源化されています。
👉 参考:https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/05shiryou2.pdf
これは業界全体としての努力の成果であり、今後はさらに高度な再利用技術と管理体制が求められていきます。
🛠️ 解体現場で進む最新技術と環境配慮
解体工事における環境配慮は、単なる意識の問題ではなく、
技術の進歩によって現場レベルで着実に実現されています。
📡 ICT建機の導入
GPSやセンサーを搭載したICT建機の導入により、
作業の精度と効率が大幅に向上します。
これにより、騒音や振動を抑えた施工が可能となり、
近隣住民さまへの影響も最小限に抑えることができます。
🌫️ 粉塵・騒音対策
環境省の指針では、都市部の工事における粉塵濃度は1時間あたり0.3mg/m³以下を推奨しています。
👉 参考:https://www.env.go.jp/air/asbestos/full001_1.pdf
当社では、ミスト噴霧装置や負圧集塵機を導入し、
粉塵の飛散防止と作業員の健康確保を両立しています。
♻️ 解体廃材の再利用と資源循環
最近の解体工事では、廃材のリサイクル率が重要な評価指標となっています。
とくに以下の資材は再資源化がしやすく、
専門業者との連携により高いリサイクル率が期待できます。
📘 建設リサイクル法による基準(参考:https://www.env.go.jp/recycle/building/pamph2020.pdf)
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🧱 コンクリート塊:95%以上
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🛣️ アスファルト・コンクリート塊:98%以上
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🌲 木材:70%以上
🌍壊すから、つなぐへ
これからの解体工事は、単に「壊す」のではなく、
次のステージへ“つなぐ”ための第一歩としての役割を担っています。
🌱 環境に優しく、地域と共に歩む解体工事を実現すること。
それが、私たち解体業者の新しい使命です。
楢﨑産業開発株式会社では、
これからも「高品質」と「誠実な対応」を軸に、
時代に即した解体サービスをご提供してまいります。